ひよこグミ


■2004/11■


2004/11/25 日本語講座「あ」

クリスマスツリーを見かける度に、舌打ちしてしまう皆さんこんばんは。正しい日本語講座のお時間です。今日はひらがな、「あ」の使い方をマスターしていきましょう。たった一文字で何が表現できる?そう疑問に思うかもしれません。ところがどっこい、そこが日本語の奥ゆかしさであり、面白さでもあります。では具体的な会話例をみてみましょう。

【放課後の教室】
「なあ優子、大学ってもう決まった?」
「うん」
「そっか。うん、そうだよな。優子だったらどこでも合格できるもんな」
「うふふ、その点たっちゃんは大変ね」
「うるせー。どうせ俺はお前と違って頭がよくありませんよーだ」
「大丈夫だって。私が勉強みてあげるから心配ないわよ」
「んで、優子はどこの大学志望したんだよ?」
「第一志望が○×大学で、第二志望が△□大学」
「う、嘘だろ!?お前、わざわざランク下げてどうすんだよ。よりによって○×大学なんて」
「だって、たっちゃんの第一志望が…」
「あ」

自分の偏差値にレベルを下げてまで、同じキャンパスライフを過ごしたいと思う乙女心。突然の告白に揺れる想い。この後に続く、「たっちゃんのいない大学なんて、行く意味ないじゃない」も一緒に憶えておくとよいでしょう。

【美容院】
「今日はどんな感じにしましょう?」
「毛先を揃える程度で。前髪は切らないで下さい」
カチャカチャカチャ
「休日とかって何されてますか?」
「最近ビーズアクセに凝っちゃってぇ」
「えー、偶然ですね!私も最近ビーズにハマってるんでs…、あ」

共通の話題探しは美容師として必須のスキル。探りを入れながら相手のツボを素早く察知するアンテナと浅く広い知識が要求されます。ただし、この場合の「あ」はいただけませんね。カットに失敗しても会話を止めてはプロ失格です。大丈夫を三回手のひらになぞって飲み込む姿も鏡越しにしっかり見られています。

【メイクラブ】
「んんっ」
「おおぅっ」
「ああっ! ねえ、お、お願い、ゴムして、ねえっ!」
「ちゃ、ちゃんと外に出すから」
「だ、だめだってば、赤ちゃん、くっ、で、できちゃうよっ!」
「気持ちいいっ、すっげー気持ちいい!」
「ねえ、駄目だって。ああん、いいーーっ!」
「ココか?ココがいいんだな?ん?」
「言わないで。ねえ言わないで。ダ、ダメだって。そこ、そこーーっ!!」
「あ」

親しき仲にも前戯あり。避妊は最低限のマナーです。喧嘩しながら中出しすると格段に気持ちがいいというコトワザ(喧嘩するほど中がイイ)もありますが、鵜呑みにしてはいけません。最後の言葉が「あ」というのも男として情けない。

【ボディペイント】
ジジジジジ…ジジジ…
「この商売は長いのか?」
「今年で二十五年になります」
「どんな刺青が人気あるんだ?」
「ひとむかし前なら唐獅子牡丹や昇り龍ですが、最近は安易に刺青を入れたがる若者が多くて。もっぱらドクロや十字架ばっかりでさ」
「ふっ、じゃあ俺みたいな桜のモンモンを彫るってのは時代錯誤になるわけか」
「客人、とんでもねえ。それが男気ってもんでしょう」
「早く観てみたいもんだな。背中一面のサクラタン…」
「あ」

刺青師として二十五年。桜吹雪の彫り物なら目を瞑っても描けますが、サクラタンの意味さえ本人には解からないのでしょうね。どうやら桜吹雪じゃないってことだけは長年の嗅覚が察知している様子です。東京湾に沈む夕陽とドラム官の自分。合掌。



いかがだったでしょうか。今日の日本語講座も明日使えるものばかりでしたね。次週は「な」を勉強していきましょう。路上でコートを脱いでの「な」、ホテルのルームキーをカウンターに置きながらの「な」などなど、即戦力になるものを取り揃えております。ではまた来週。


2004/11/16 流行語大賞

季節は11月も半ばにさしかかり、そろそろ流行語を予想して下さいよというメールもチラホラ見られる時期になってきた。ちなみに昨年の私の予想「城みすちる」は残念ながら大賞を逃してしまった。「ミスチル」という着眼点は良かったのだが、いかんせん「城みちる」の知名度の低さを考慮していなかった。失敗だ。

今年こそは予想を当ててやろうと思う。無難な候補として挙げられるのは

あたりであろうか。全くネットで調べずに書いているので、あまり自信はない。そこは勘弁してほしい。駄目な父さんを許してほしい。

さておき。では本題の今年の流行語予想だが、過去の実績から鑑みるに、年内に起こったニュース、今年人気の出た芸能人の発言が最も多い。ここら辺に着目するのが予想への近道と言えるのではないか。まず今年のニュースとしてはプロ野球界の話題であろう。近鉄脱退と新球団設立。ほかにはアテネオリンピック、イラク派遣、新潟地震、新札発行などなど。どれも興味深いものばかりだ。芸能界で今年活躍したといえば細木数子、若手お笑い芸人、小倉優子、井上和香、ペ・ヨンジュン、アイフルのチワワあたりだろうか。全くネットで調べずに書いているので、あまり自信はない。そこは勘弁してほしい。駄目な父さんを許してほしい。そして強く抱きしめてほしい。

さておき。じゃあ一体、私の予想は何か。ずばり言おう。今年の流行語はコレだ。

デスノートを読みながら書いているので、あまり自信はない。そこは勘弁してほしい。デキの悪いオチを許してほしい。キスしてほしい。「大人のキス出来る?」って訊きながらキスしてほしい。

余談だが「彼女ほしい」、これらは私の二年前からの流行語である。


2004/11/11 いいか隆志、父さんな、オッパイのためなら死ねる

昨晩、帰宅途中の道端でオッパイを拾った。あまりの寒さに鳥肌立てて震えていたオッパイ。とりあえず連れて帰ってお風呂に入れミルクを飲ませた。洗ってやると茶色かった突起物も綺麗なピンク色に戻った。ミルクを飲み干したオッパイは、やっと本来の元気を取り戻したのか、ボクの手の平で可愛らしく身体をプルプルとくねらせる。ああ、この動作知ってる。オッパイが嬉しい時にみせる仕草だ。以前ムツゴロウがテレビで言っていた記憶が蘇る。

翌日、ボクは書店で何冊かの本を購入した。「正しいオッパイの育て方」、「こんなオッパイは飼ってはいけない」、「失敗をオッパイに変えるために」、「伊東家のパフパフ」、「小さいことにクヨクヨするな」、「オッパイのかけそば」。書籍を読み進むにつれ、徐々にオッパイのことがわかってきた。どうやらオッパイという生き物は極度の恥ずかしがり屋さんらしい。あまり露骨に見つめるとその緊張感から中央の突起物が尖りだすというのだ。なるほど昨夜ずっと尖っていたのも頷ける。また風邪をひきやすい体質なので、外出時には必ずオッパイに合った服を着せなければならないとも書かれていた。服の総称は「ブラジャー」とよばれ、その種類はハーフカップ、ワイヤー入り、フロントホック、天使のブラなどなど、ユニクロの全商品よりはるかに数が多い。どんどん蓄積されていくオッパイの知識。昨日まで全く興味のなかったオッパイという生き物。気がつけば何色のブラジャーがこの子に似合うかなぁとニヤニヤしながら想像している自分がいた。

おっと、ここで皆さんに相談がある。あなたの飼っているオッパイがブラジャーを身につけている写真をメールで広く募集したい。違う違う。純粋にボクの飼っているオッパイに合うブラジャーを探しているだけのことだ。ネットで公開もしない。そこは約束する。

というわけで、メールをお願いします。


2004/11/01 電車男

おじいちゃんが ねんきんで けーたいでんわを かいました

♪ピロピロピロ

おっと さっそく おじいちゃんから ママのけーたいに メールがとどいたよ


めしまだか たのむ


さっき たべたばかりです