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ひよこグミ


■2004/03

3/25-3 暮らし安心


「トイレのトラブル八千円♪」

「…紙切れぐらいで呼ぶんじゃなかった」

3/17-1 お待たせしました


「そこを何とかお願いできませんか?」

「いえ、そう言われましても私の一存では」

「わかっております。あなたの立場は重々承知しております」


「あ、あのう…ご注文お決まりですかー?」


「ここはひとつ、このハゲ頭に免じて。この通りですから」

「困りますよ、頭をあげて下さい」


「ご注文繰り返しまーす。ココアがおひとつ、以上でよろしいですかー?」

3/10-2 試着


「すみません」

「いらっしゃいませー」

「こちら、試着したいんですけど」

「はい、じゃあアチラでお願いしまーす」


「どうですかー、寸法とか大丈夫ですかー」

「あ、ちょっと長いですね。胴回りはピッタリなんですけど」

「長さ調節しますので、ドア開けますねー」

ガチャッ

「失礼しまーす、長さは、これぐらいでよろしいですかー」

「あっ、は、はい」

「じゃあ、マチバリで仮止めしときますねー」

「あ、いや、あの…このままで構いません」

「そうですかー、すぐお直しできますけどー」

「本当に結構ですから…」

「はい、じゃあレジでご精算、お願いしまーす」


ピッ

「コンドームが1点、以上ですねー」

3/10 TAXI2


「うーん、急いでる時に限って全然止まってくれんのぉ」

せんじつ クルマにひかれた おばあちゃんの おみまい

おじいちゃんが てをあげても タクシーが とまりません

「ケンちゃんも、タクシー止めるの手伝ってくれんかの?」

「うん、おやすいごようさ! どーーん!」

おもいきり おじいちゃんの せなかに たいあたり

キキーーッ ドン!

「ケ、ケンちゃん…も、もうワシャ助からん。ボソボソボソ…」

「うん、うん、わかったよ おじいちゃん」



「あれ?ケンちゃん、おじいちゃんは?」

「おじいちゃん、 さきに いってるって いってたよ」

「そう、遅いわねぇ」

3/5 拾い物


カツカツカツ ガチャッ

ふと足元に目を落とす。銀色に冷たく光る手錠が落ちている

そちらの趣味は毛頭ないが、初めて目にする大人のおもちゃ

少し戸惑いながらも拾いあげ、しばし眺める

ギザギザとした部分を指でなぞる。錠が外れている

手に提げたアルミ製のアタッシュケースと手錠のコントラスト

艶やかな銀と艶消しの銀が織り成すハーモニー。絶妙のバランス

ふとした思いつきで、手錠をアタッシュケースの手提げに施錠する

カチャリ

もう一方の手錠をアタッシュケースを持つ自分の手首に施錠する

カチャリ

ババーン! 決まった。気分はイタリアンマフィーア!!

サングラスをかけ、澄まし顔で街中を闊歩する

瞬く間に注目の的。ふふふ、見てる見てる

銀のアタッシュケースには札束でも詰まってるんだ、そんな卑しい目で

プププ、中身は先週のマガジンなのにね

ふふふ、見てる見てる

真っ赤なルビーの宝石でもギッシリ詰まってるんだ、そんな貧しい目で

クスクス。赤は赤でも、松屋の紅ショウガがギッシリ。みんな勘違いしてるよ

おーおー、見てる見てる

金の延べ棒でも入ってるんだきっと。そんな羨望の眼差しで

ナハハハ。実は母に頼まれスーパーで買った無塩バターでした。ごめんなさいね

大体、キミ達はアタッシュケースを奪えまいて

私からアタッシュケースを奪うには、私の右腕を切断するしかない

街の雑踏の中、そんなことは不可能だ

もし仮に、アタッシュを奪えたとしても、この特殊アルミケースは鍵がなければ開かない

服の内ポケットにある、この鍵がなければ絶対に開かないんだからな。何とも愚かな



あ、手錠の鍵がない

3/4 TAXI


「うーん、全然止まってくれないわねぇ」

おばあちゃんが てをあげても タクシーが とまりません

「ケンちゃんも、タクシー止めるの手伝ってくれる?」

「うん、おやすいごようさ! どーーん!」

おもいきり おばあちゃんの せなかに たいあたり

キキーーッ ドン!

「ほら おばあちゃん、 タクシー とまったよ! あれ? おばあちゃん」


おばあちゃんの しんぞうも とまりました