【14】

悪友1

先日、旧友2人(K君とS君)と会った

悪友だったKが、永年勤めた会社を辞め独立した旨を知る

社員3名の小さな会社だと笑う彼

自分の知らぬ間に彼はドンドン成長している

自分のビジョンで社会を見つめ、ライフスタイルを自ら決めていく

それに引きかえ私ときたら

新聞も読まず、与えられた仕事に満足し、下品なシモネタとオヤジギャグの乱発

死にたくなった

ケン「Kはちゃんと自分のスタイル持って生きてるんだな。尊敬するよ」

K 「そんなことないよ。お前だって自立して仕事もちゃんとやってるじゃないか。立派に自分のスタイルを持ってる。羨ましいよ」

ケン「ウワベだけな」

少し大人ぶり背伸びした会話を交わす

ケン「ところでSはどうしてる?いつまでもフラフラしてないで、自分のスタイル確立したか?」

S 「おれはワンワンスタイルが好きだな、うん」

誰もお前の好きなスタイル(体位)の話なんか訊いてない

何がワンワンスタイルだ

唖然と見つめる私の代弁を的確な言葉でK君がしてくれます

K 「空気を読め、このサルが!」

そうそれだよ。このサルが!

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